蔵王山、警戒レベル2に引き上げ
2018年1月30日、気象庁が、蔵王山の噴火警戒レベルを、2(火口周辺規制)へ引上げました。
蔵王山は、宮城県と山形県にまたがる連峰で活火山。
火山性微動が28日に1回、30日に2回観測されました。
特に、30日14時18分頃から31分にかけて発生した火山性微動の振幅は、これまで観測された中で最大のものです。
また、山頂の南方向が隆起する地殻変動が継続しています。
この状況を受け、気象庁は蔵王山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引上げました。
蔵王山では、小規模な噴火が発生する可能性があります。
想定火口域(馬の背カルデラ)から概ね1.2キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒を。
<参考:噴火警戒レベル>
・レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難が必要。
・レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難が必要。
・レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制。状況に応じて災害時要援護者の避難準備など。
・レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制など。
・レベル1(活火山であることに留意)
状況に応じて火口内への立入規制など。
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