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コソボ共和国

バルカン半島中部の内陸部に位置する国。北東はセルビア、南東はマケドニア、南西はアルバニア、北西はモンテネグロに接している。面積は、日本の岐阜県とほぼ同じで、人口は約178万人(2020年)
      
アルバニア人が92%を占め、次いでセルビア人が5%。なお、アルバニア人のほとんどはイスラム教徒である。


 
歴史
 
中世、セルビアとオスマン・トルコの争いの舞台となった地域であり、オスマン・トルコ支配時代に、イスラム教に改宗したアルバニア人がコソボに移住。
     
1913年、バルカン戦争でセルビアがトルコに勝利し、1918年、ユーゴスラビア王国の一部となる。
     
1945年に誕生したユーゴスラビア社会主義連邦共和国では、同連邦のひとつ・セルビア共和国の一部となる。

1974年、ユーゴ憲法改正により、コソボは共和国に準じた大幅な自治権を獲得。
       
1990年、アルバニア系住民が「コソボ共和国」の樹立とセルビアからの独立を宣言。これに対し、セルビアが反発。以降、内乱状態に陥る。

1999年、国際社会の仲介で和平交渉が開始されたが、セルビアがNATO軍のコソボ展開を受け入れず決裂。同年3月、NATO軍がセルビア軍を空爆。同年6月、セルビア部隊がコソボから撤収し、国際安全保障部隊(NATO軍中心)がコソボに展開した。

2008年2月17日、コソボ議会が、コソボ共和国の独立を宣言。
  
2015年8月現在、112ヵ国が独立を承認している。
         
*参考…外務省発表、コソボ共和国一般事情、コソボ基礎データ
 



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