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QE3(アメリカの量的緩和政策)

2012年9月に始まり、2014年10月に終了した「アメリカの量的緩和政策」。
     
「Quantitative Easing program 3」を略したもので、日本語に訳すと「3回目の量的緩和政策」。
     
FRBが市場の国債や債券を購入することで、通貨量を増加させ、景気の回復をはかる政策です。(マネタリーベースを増やすことで、マネーストックの増加を図る景気対策)

QEは、金利政策だけで景気回復が図れなかったため、ゼロ金利政策に被せる形で始まった金融政策です。
       
過去2回行われており、1回目のQE(QE1)は、2008年11月~2010年6月まで(8ヵ月)行われ、1兆7250億ドルの国債、MBSなどを購入。2回目のQE(QE2)は、2010年11月~2011年6月まで(8ヵ月)行われ、6000億ドルの国債を購入しました。

3回目となるQE3は、2012年9月、月400億ドルのMBSを購入することで始まりました。2013年1月に、長期国債の月450億ドル購入が追加され、合わせて850億ドルを、毎月、FRBが買い入れました。
   
その後、失業率が下がったことを受け、2013年12月のFOMCで、QE3の縮小が決まり、以降、段階的に購入額を減少させ、2014年10月に終了しました。
       

*MBS…Mortgage-backed securities、モーゲージ担保証券、不動産担保証券、住宅ローン担保証券などと訳されています



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