カタール、陰性証明は必要なし
2022年10月28日、外務省がFIFAワールドカップについて、スポット情報を発表しました。
FIFAワールドカップは国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、ナショナルチームによるサッカーの世界選手権大会。22回目の大会が11月20日から12月18日まで、中東のカタールで開催されます。
これを受け、外務省はカタールへ渡航される方に、以下の点に注意するよう呼びかけました。なお当初、必要とされた武漢肺炎陰性証明について、11月1日以降は必要ありません。
カタールへの渡航:注意事項
▮ ハヤカードが必要
11月1日〜12月23日の間、カタールへ入国する際には「ハヤカード」が必要になります。ハヤカードは入国許可書、パスポート、身分証明書を併せ持つカードです。
入国の際だけでなく、試合会場入場の際にも提示が求められます。観戦券の取得、宿泊先の確定後、ハヤカード公式サイトまたはハヤアプリで事前申請を。なお、同期間はワールドカップ観戦以外の目的で訪れる場合も必要です。
▮ 武漢肺炎に注意
18歳以上の渡航者(保護者を伴わない場合は12歳以上)は、スマートフォンに武漢肺炎関連のアプリケーションをインストールし、使用する必要があります。
▮ 持ち込み禁止
カタールへのアルコールの持ち込みは禁止されており、到着後のハマド国際空港において荷物検査を実施しています。空港免税店にてお酒を購入することもできません。
また、豚製品、性的描写のある書籍・DVD、電子タバコの持込みも禁止されています。
▮ 窃盗、スリに注意
ワールドカップ開催期間中は、観光客を狙った窃盗、スリ、置き引きなどが増加することが予想されます。スタジアム、レストラン、公共交通機関など外出中は常に周囲に気を配り、安全の確保を。
▮ 服装に注意
カタールはイスラム教を国教としています(スンナ派が90%、シーア派が10%)。このため、肌の露出を控えた服装が求められます。国立医療機関など一部公共機関では、膝や肩を露出している方の立ち入りを禁止しています。
また、冬期は10℃台に冷え込むこともありますので、厚手の上着が必要です。
▮ 飲酒に注意
公共エリアでの飲酒は禁止されています。認可されたホテルのレストランやバーのみでアルコールが提供されており、ワールドカップ関連施設においては、指定場所のみ飲酒が可能です。
泥酔してトラブルになれば、逮捕される恐れがあります。注意を。
▮ テロに注意
現時点でワールドカップに対し、攻撃を呼びかけるテロ組織の声明は確認されていませんが、過去にはアル・カーイダやイラク・レバントのイスラム国(ISIL)などのイスラム過激派組織がカタールへの攻撃を呼びかけたことがあります。
また、人が多く集まる大規模行事はテロの標的となりやすいため、十分注意を。
▮ 大使館特設サイト
カタールの安全対策関連の情報、在カタール日本国大使館ホームページ内の「FIFAワールドカップ・カタール大会2022 大使館特設サイト」などから最新情報を入手し、十分な安全対策を。
|
|
|
|