G7エルマウ・サミット、閉幕
画像:©内閣官房
2022年6月28日(現地時間)、ドイツ・エルマウで開催されていたG7エルマウ・サミットが、3日間の日程を終え閉幕しました。
外務省によると、今年のサミットでは「公正な世界に向けた前進」というテーマの下、世界経済、インフラ・投資、外交・安全保障、ウクライナ情勢、気候・エネルギー、食料問題などについて話し合いました。
結果、G7の協力関係強化や、ロシアによるウクライナ侵略に対し、結束して国際社会の秩序を守り抜くことを確認しました。
最後に、成果文書として「G7首脳コミュニケ」を発出しました。また、岸田総理が次回のG7サミットについて、2023年5月19日~21日に広島で開催することを表明しました。
*エルマウ…ドイツ南端に位置するバイエルン州のお城(5つ星の高級リゾートホテル)。海抜1000メートルの自然保護区に存在する
*コミュニケ…公式の声明
G7サミット・概要
▮ 世界経済
世界経済の安定と変革に貢献すること、生活コストの上昇に対処すること、サプライチェーンの強靱性を強化すること、公平な競争の場を確保することなどで一致しました。
▮ インフラ・投資
今後5年間で6000億ドルを投入し、世界の投資ギャップ縮小を目指すことを確認しました。
▮ ウクライナ情勢
ウクライナの主権や領土の一体性を支持するとともに、財政的・人道的・軍事的・外交的支援提供を確認しました。また、ロシアに対し、無条件で全ての敵対行為停止を求めました。
▮ 中国
香港の権利・自由・自治をうたった英中共同宣言や、香港基本法におけるコミットメントの尊重を求めること、チベット、新疆を含め、普遍的な人権や基本的自由の尊重を求めることで一致しました。
▮ 北朝鮮
不法な大量破壊兵器や弾道ミサイル計画の放棄を要求すること、また、全ての国に対し、制裁回避行為に対する警戒を怠らないよう求めることで一致しました。
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