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連休明けの為替、1ドル149円台

2023年11月6日、東京外国為替市場は連休前より約0.7円、円高の1ドル149.74円で取り引きを終えました。

アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)による政策金利の引き上げが続いた結果、日本(ゼロ金利)とアメリカ(5.25-5.50%)の金利差などに因り、円安ドル高が進みました。
   
さらに、10月7日からパレスチナ武装勢力(ハマス及びイスラム聖戦)がイスラエルに向けてロケット弾を多数発射、これに対し、イスラエル側も反撃。イスラエル・パレスチナは戦争状態に入りました。
  
この中東情勢を受け、ドル高が進み(有事のドル高)、10月26日に東京市場でも1ドル150円台となりました。その後1ドル149円台に戻るも、10月31日に再び1ドル150円台に入りました。
  
連休明け(6日)の東京市場は円高ドル安の流れとなり、1ドル149円台で取り引きを終えました。
  

 
  最近の外国為替市場
  
外国為替市場は昨年3月以降、アメリカ政策金利の引き上げ(高いインフレ率を抑えるため)や、ロシアによるウクライナ侵攻(有事のドル高)を受け、「ドル高円安」の流れになり、昨年10月21日には1ドル150円台となりました。
 
その後、アメリカの消費者物価(インフレ率)が低下したことを受け、「ドル安円高」の流れとなり、今年最初の取り引きとなる1月4日は1ドル130円台、1月13日には1ドル128円台となりました。
  
その後、2月のアメリカのFRB・FOMCで政策金利が4.50-4.75%に、3月のFOMCで4.75-5.00%に、5月のFOMCで5.00-5.25%に引き上げられました。
   
FOMCによる政策金利の引き上げが続いた結果、日本(ゼロ金利)とアメリカ(5.00-5.25%)の金利差などに因り、ドル高円安の流れに変わり、5月末から1ドル140円台の取り引きとなり、その後、一時130円台となるも、6月5日から再び1ドル140円台となりました。
  
7月に入ると、アメリカのインフレ率が下がってきたこと(+3.0%)や、日本の国際収支の黒字が大きく増加したこと(武漢肺炎前の状況に近づく)から、ドル安円高の流れに変わり、7月12日から1ドル130円台となりました。
   
7月下旬に入ると、7月25日と26日のFOMCで利上げ(0.25%の引き上げ)が行われるとの市場予測からドル高円安の流れとなり、1ドル140円台となりました。
  
7月26日(日本時間27日)、FOMCで政策金利が5.25-5.50%に引き上げられると、利益確定売りと「利上げはこれが最後である」との見方から、ドル安円高の流れに変わり、7月27日は1ドル130円台となりました。
  
7月末(31日)に再びドル高円安の流れとなり、1ドル140円台に入りました。

10月7日からパレスチナ武装勢力(ハマス及びイスラム聖戦)がイスラエルに向けてロケット弾を多数発射、これに対し、イスラエル側も反撃。イスラエル・パレスチナは戦争状態に入りました。この中東情勢を受け、ドル高が進み(有事のドル高)、10月26日、東京市場でも1ドル150円台となりました。
  
10月30日、ドル安円高の流れとなり、1ドル140円台となりましたが、翌31日は再び、円安の流れとなり、1ドル150円台に入りました。
   

*2月のFOMcで政策金利を4.50-4.75%に、3月のFOMCで4.75-5.00%に、5月のFOMCで5.00-5.25%、7月のFOMCで5.25-5.50%に引き上げました

*為替レートは日本銀行発表
   
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