イギリス、TPP加盟へ。議定書署名
2023年7月16日、ニュージーランドのオークランドにおいて、イギリスのTPP加盟に関する議定書が署名されました。
TPPは環太平洋地域の国々(11ヵ国)が加盟している経済連携協定。太平洋を取り囲む国々の間で、モノやサービス、投資などが出来るだけ自由に行き来できるよう、各国の貿易や投資の自由化やルール作りを進めるための国際条約です。
2021年2月、太平洋に領土(ピトケアン諸島)を持つイギリスが、TPPへの加盟を申請し、同年6月から加盟のための交渉が始まりました。
2023年3月に交渉が妥結し、7月16日、ニュージーランドのオークランドにおいて、イギリスのTPP加盟に関する議定書が署名されました。日本からは後藤茂之経済再生担当大臣が出席し、署名を行いました。
今後、各国において国内手続を行い(日本の場合は国会の承認が必要)、議定書が締結されれば、締結後60日で発効します(イギリスがTPPに加盟します)。
*発効には少なくともイギリスと加盟国の半分(6ヵ国)の議定書締結が必要です
TPP
環太平洋地域の国々(11ヵ国)が加盟している経済連携協定。環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership)協定の略です。
太平洋を取り囲む国々の間で、モノやサービス、投資などが出来るだけ自由に行き来できるよう、各国の貿易や投資の自由化やルール作りを進めるための国際条約です。
2018年の12月30日に発効し、現加盟国は日本、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア、カナダ、メキシコの11ヵ国。
|
|
|
|