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中国、抗議や嫌がらせに注意

2023年8月27日、外務省が中国について、スポット情報を発表しました。

8月24日のALPS処理水の海洋放出開始後、中国にある日本大使館や総領事館、日本人学校に対して多数の抗議や嫌がらせが発生しています。また、処理水とは無関係な日本国内の個人や団体にも嫌がらせの電話がきています。
   
外務省は中国に対し、在留日本人の安全確保に期するよう申し入れを行なっていますが、中国へ渡航される方、滞在中の方は十分注意するよう呼びかけました。
   

 
ALPS処理水の海洋放出
 
原発事故で溶けて固まった核燃料「燃料デブリ」を冷やすため、常に水がかけられています。この水は高い濃度の放射性物質を含んだ「汚染水」となるため、多核種除去設備「ALPS(アルプス)」などの設備にかけて浄化処理がおこなわれています。この浄化処理の行われた水が「ALPS処理水」です。
  
なお、ALPSで浄化処理しても、トリチウムは処理できません(取り除くことができない)。つまり、ALPS処理水はトリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水ということになります。
  
このALPS処理水はこれまで福島第一原発内で保管してきましたが、多量(125万トン)となり、保管施設(タンク)の限界が近づいてきました。
  
2021年4月13日、政府は「ALPS処理水」の処分方法を海洋放出とする基本方針を決定しました。トリチウムについても濃度を下げるための希釈をおこない(海水で100倍以上に希釈)、放射性物質の規制基準値未満とし、海洋放出することとなりました。
  
2023年8月24日、ALPS処理水の海洋放出が開始されました。
   
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