猿沢池の采女祭、好天の下、通常開催
2023年9月29日、奈良市の猿沢池で、采女(うねめ)神社の例祭「采女祭」が行われました。
采女祭(うねめまつり)は毎年、中秋の名月(旧暦8月15日)に行われるお祭りで、事実上、名月鑑賞地として名高い「猿沢池」の観月祭となっています。
29日、好天の下、4年ぶりに管絃船の儀などが行われ、多数の人出で賑わいました。
*2020年〜2022年は武漢肺炎の影響に因り、関係者だけで神事が行われました
采女祭
毎年、中秋の名月に行われる奈良市・采女神社(春日大社の末社)の例祭。
奈良時代、天皇の寵愛をうけた采女(天皇の給仕をする女官の職名)が、天皇の関心が薄れたことを悲観し、中秋の名月の日、猿沢池に入水しました。采女祭はこの霊を慰めるため、始まったといわれています。
現在では中秋の名月の日、JR奈良駅前から采女神社まで「花扇奉納行列」が行われ、祭りがスタート。その後、采女神社で「花扇奉納神事」が執り行われ、19時から「管絃船の儀」が行われます。
なお、采女祭は名月鑑賞地として名高い「猿沢池」において、仲秋の名月(旧暦8月15日)に行われるお祭りのため、事実上、猿沢池の観月祭となっています。
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