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桜開花予想、大阪は3月20日

2023年の大阪・桜(ソメイヨシノ)開花予想は平年より7日早い、3月20日。
      
桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。

大阪の桜は早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。平年の桜開花日は3月27日です。
       
2023年の大阪の桜は、12月と1月下旬の気温が低いため、花芽の休眠打破が1日早い計算です。休眠打破後の花芽生長は、2月と3月の気温が高い影響で早い見込みです。
   
大阪の桜開花予想は平年より7日早い、3月20日です(計算式は下記)。
        
なお、ソメイヨシノの満開は3月27日から4月1日頃の予想です。
       
*第6回の開花予想(2023年3月3日現在)
 

   
2023大阪開花予想(計算式)

▮ 計算の前提条件

 開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①

 休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間(4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む)。

 大阪の最低気温が8℃以下になるのは11月26日以降(平年値)。

 2月11日を積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。

 気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。

 1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち16時間(平年値)…②

 2023年の1月は極端な気候となっため、上旬、中旬、下旬に分けて計算する。また、3月の気温は近年、地球温暖化の影響で高くなっており、2023年3月も平年より2.0℃高いと予測。


   
▮ 2023年の休眠打破

2022年11月(26日〜30日までの5日間)の気温は、平年より3.3℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
5日×3.3℃×2時間=33時間…③
   

  
2022年12月の気温は平年より0.8℃低くなりました。これによる休眠打破の進みは、
   
31日×0.8℃×2時間=49.6時間…④
   

  
2023年1月上旬(10日間)の気温は平年より0.7℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
10日×0.7℃×2時間=14時間…⑤
   

  
2023年1月中旬(10日間)の気温は平年より2.3℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
10日×2.3℃×2時間=46時間…⑥
   

  
2023年1月下旬(11日間)の気温は平年より1.8℃低くなりました(非常に低いため、2倍休眠打破が進む)。これによる休眠打破の進みは、
   
11日×1.8℃×2時間×2倍=79.2時間…⑦
   

   
2023年2月(平年の休眠打破日の前日まで。10日まで)の気温は平年より1.0℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
10日×1.0℃×2時間=20時間…⑧
   

  
休眠打破は進み(49.6時間+79.2時間)が遅れ(33時間+14時間+46時間+20時間)より多いため、早くなる見込み。休眠打破の進み(ー③+④ー⑤ー⑥+⑦ー⑧)は、
   
ー33時間+49.6時間ー14時間ー46時間+79.2時間ー10時間=15.8時間…⑨
   

  
休眠打破が早くなる日数は(⑨÷②)、
   
15.8時間÷16時間=1.0日(1日)
   
2023年の休眠打破は平年より1日早い、2月10日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
     

  
▮ 2月の積算温度

2月(中下旬)の気温は7.2℃となりました。2月の日数は19日(10日〜28日)。2月の積算温度は、
   
7.2℃×19日=136.8℃…⑩
   

   
▮ 3月に必要な積算温度

開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑩)の積算温度を引いたもの。

360℃ー136.8℃=223.2℃…⑪
   

  
▮ 3月の開花に必要な日数

必要な積算温度(⑪)を、3月の予想気温11.2℃(3月上中旬の平均気温9.2℃+2.0℃)で割ったもの。

223.2℃÷11.2℃=19.9(20日)
   
計算上の大阪の桜開花日は平年より7日早い、3月20日
   
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