損害保険、純利益は30.7%減
2023年6月16日、金融庁が主要損害保険会社の2023年3月期決算の概要を発表しました。
主要損害保険会社は、東京海上HD、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、SOMPOホールディングスの3グループの集計。
正味収入保険料は、前年比12.7%増の12兆751億円。
経常利益は、前年比32.7%減の8575億円。純利益は、前年比30.7%減の6291億円。
純利益の減少は、自然災害や武漢肺炎に関する保険金支払いの増加が要因です。
ソルベンシー・マージン比率(SM比率)は、742.7(%)。
*純利益は、親会社株主に帰属する純利益
*SM比率は、東京海上日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和、損保ジャパン日本興亜の合算
SM比率
保険業法で定められた保険会社の健全性を示す指標。ソルベンシー・マージンは支払余力と訳され、予測を超えるリスクに対する各社の支払い能力を示すもの。
一般的には200%を超えていれば安全とみなされる。ただし、200%を超えていたにも関わらず破綻した保険会社も多い
|
|
|
|