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英・党首選、ジョンソン vs ハント

2019年6月20日、イギリスで、保守党の党首候補を2人に絞る議員投票が行われ、ボリス・ジョンソン前外相とジェレミー・ハント外相が選出されました。
    
イギリスの与党・保守党の党首選は、6月7日、メイ首相が保守党・党首を辞任したことに伴うもの。
新たな党首が、メイ首相と替わり、次の首相に就任する予定です。
   
10人の議員が立候補しましたが、議員投票により2人に絞り込まれ、勝ち残った2人が党員による選挙(7月下旬)に臨みます。
   
20日、保守党の下院議員313名による5回目の投票が行われ、保守党の党首候補2名に、ボリス・ジョンソン前外相とジェレミー・ハント外相が選出されました。
  
■イギリスの政局
イギリスは、当初2019年3月29日にEUを離脱する予定となっていましたが、離脱後におけるイギリス・EU関係の取極めを決める離脱協定案が成立していないことから、EU側(欧州理事会)に離脱延期を要請。
     
EU(イギリスを除く)側は、2019年4月12日までの離脱延期を認めました。
   
その後、2019年3月29日にイギリス下院で離脱協定案が諮られましたが、賛成286、反対344で否決されました。
この状況を受け、イギリス側がさらに2019年6月30日までの離脱延期を要請。
      
2019年4月10日、ブリュッセルで、イギリスのEU離脱延期についてのEU臨時首脳会議が開催され、2019年10月末までの延期を決めました。
  
離脱延期が続いたことを受け、与野党からメイ首相に対する批判が高まり、辞任を求める意見となりました。
この状況を受け、2019年5月24日、メイ首相は保守党(与党)党首を、6月7日に辞任すると発表しました。
     
2019年6月7日、メイ首相が保守党・党首を辞任し、新たな保守党・党首を決める選挙が始まりました。
決まった保守党・党首が、メイ首相に替わり、新たなイギリス首相に就任する見込みです。
     
*離脱協定案は、移行期間を設けるなど、離脱後の社会変化を最小に抑えるためのものです。離脱協定では、離脱後におけるイギリスとEUの間の通商交渉が成立しない場合の防御策「バックストップ」が決められましたが、これが問題となり、離脱協定案は成立していません
ニュースINDEX.2019年6月下旬
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