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為替相場2019

2019年最初の取り引きとなった1月4日は、アメリカ政局の混乱を受け、昨年末と比べ円高が進み、1ドル107.63円(中心相場)での取り引きとなりました。
 
1月半ばからは1ドル108円台~109円台での取り引きが続きましたが、2月12日に円安が進み、1ドル110円台となりました。円安は、アメリカ議会の共和党と民主党が、予算で合意したことを受けてのもの。
 
2月中旬以降は、1ドル110円台~111円台での取り引きが続きましたが、3月4日に円安が進み、1ドル112円台となりました。3月5日に円安が止まり、以降、再び1ドル110円台~111円台での取り引きが続きました。
 
3月20日にアメリカ・FOMCが、声明でアメリカ経済について、減速していると発表したことや、世界的に景気が減速しているとの見方が強くなったことから、円高の流れとなり、3月25日は1ドル109円台での取り引きとなりました。

3月末からは円高の流れが止まり、1ドル110円台~111円台での取り引きが続いていましたが、アメリカ経済について持ち直したとの見方が強くなり、4月17日に1ドル112円の取り引きとなりました。
   
4月下旬からは1ドル110円台~111円台での取り引きが続きましたが、5月5日、アメリカが中国製品(約2000億ドル)に対する関税を10%から25%へ引き上げると発表。5月10日から実行されました。
    
米中貿易戦争の様相から、為替は円高の流れとなり、5月9日には1ドル109円台、6月3日には1ドル108円台、6月20日には1ドル107円台での取り引きとなりました。

7月末に行われたアメリカと中国との協議(貿易不均等問題などについて)が、不調に終わったことを受け、8月1日、アメリカのトランプ米大統領が、自身のツイッターで、追加の関税処置(中国製品約3000億ドルに対し10%の関税)を表明。
   
アメリカの追加の関税処置を受け、為替相場はリスクオフの円高となり、8月5日に1ドル106円台、8月6日には1ドル105円台での取り引きとなりました。
 
その後は、米中貿易交渉が順調に進み、また、アメリカ経済の好調が続いたことから、為替市場は円安の流れに変わり、2019年は1ドル109円台で最後の取り引きを終えました。
     

*リスクオフ…リスクの低い資産に資金を移すこと。相対的に安全資産である「円」が買われ、円高になることが多い

*為替レートは日本銀行発表
  

 
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