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インクライン(桜の名所)

京都市東山区の蹴上にある、インクラインの廃線跡地。インクラインは傾斜鉄道のことで、産業用のケーブルカーです。
        
明治時代、琵琶湖の水を、京都へ運ぶため、水路(疏水)が造られました。この疎水には落差があり、船は、そのままでは通過できません。
        
そこで導入されたのが、船を線路上の台車に載せて移動させるインクラインです。明治の中頃から、昭和の始めまで、利用されました。
        
現在、廃線跡が桜(ソメイヨシノ)の名所となっています。錆びれた廃線跡に、大木のソメイヨシノが咲き誇っています。
 

 
見どころ・注意

▮ 京都らしく無い名所

インクライン(傾斜鉄道)は京都の近代遺産(明治時代)です。京都のイメージが「古都」であるため、近代遺産は京都らしくないとの意見もあります。
    
そのため、京都の桜名所としては、評価が分かれます。なお、廃線跡(鉄道)の桜名所は全国に多数あります。
   
▮ 大木のソメイヨシノ

桜は大木のソメイヨシノで、管理も比較的行き届いています。この大木のソメイヨシノが廃線跡に「桜のトンネル」を作っています。
    
▮ 便利な場所にある桜名所

京都市中心部から徒歩でも行ける場所であります(少し時間は掛かります)。また、地下鉄東西線「蹴上駅」下車すぐの場所です。
     
▮ SNS映えする名所

廃線後と巨木の咲き誇る桜(ソメイヨシノ)の組み合わせは、SNS映えします。最近は人気が高く、見頃時期は混雑し、SNS映えする画像が(人が多いため)撮りにくくなっています。撮影は早朝がお勧めです。
    
▮ 歩きにくい名所

傾斜鉄道跡であるため、坂になっている上、バラスト(砂利、砕石)が敷かれています。歩きにくい名所です。
  
また、車椅子などを利用されている場合は近くまで行くことが出来ますが、散策するのは困難です。上から眺めることは可能です。
 

 
見頃時期
 
 3月末~4月上旬

京都の基準となっている標本木と「ほぼ同時期」です
 
*最新の見頃情報は「京都の桜見頃情報」へ


 
過去の見頃時期

2023年

3月18日に開花し、3月24日から見頃となり、3月31日頃まで見頃が続きました。
   
2022年

3月24日に開花し、3月30日に見頃を迎え、4月6日頃まで見頃が続きました。
   
2021年

3月18日に開花し、3月26日に見頃を迎え、4月1日頃まで見頃が続きました。
   
2020年

3月22日に開花し、3月27日に見頃を迎え、4月6日頃まで見頃が続きました。
   
2019年

3月27日に開花し、4月3日に見頃を迎え、4月9日頃まで満開が続きました。
   
2018年

3月22日に開花し、3月26日に満開を迎え、3月31日まで満開が続きました。平年と比べ、約1週間早い見頃時期となりました。
    
2017年

4月6日から満開を迎え、4月10日頃まで満開が続きました。
    
2016年

4月2日から見頃を迎え、4月5日頃まで見頃が続きました。
     
2015年

4月1日に満開となり、4月5日まで満開が続きました。


 
場所・アクセス
 
 京都市東山区の蹴上 (けあげ)

・地下鉄東西線「蹴上駅」下車すぐ。
 

インクライン
インクライン(線路と桜)

インクライン
インクライン(外からの画像)

インクライン
インクライン(上部から)
インクライン
インクライン(下部)
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