桜開花予想2025、名古屋は3月21日
2025年の名古屋・桜(ソメイヨシノ)開花予想は平年より3日早い、3月21日。
桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。
名古屋の桜は早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。平年の桜開花日は3月24日です。
2025年の名古屋の桜は、11月の気温が高い影響で花芽の休眠打破が2日遅い計算です。休眠打破後の花芽生長は、3月の気温が高い影響で早い見込みです。
名古屋の桜開花予想は平年より3日早い、3月21日です(計算式は下記)。
なお、ソメイヨシノの満開は3月28日から4月2日頃の予想です。
*2025年1月1日現在の計算
2025名古屋開花予想(計算式)
▮ 計算の前提条件
開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①
休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。なお、4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む(4℃以下の場合は半分の500時間)。
名古屋の最低気温が8℃以下になるのは11月16日以降(平年値)。
2月2日を積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。
1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち18時間(平年値)…②
気象庁の3ヵ月予報より、12月~2月の気温は平年並の予想。また近年、3月の気温は高くなっており、2025年の3月も2℃高いと予想。
▮ 2025年の休眠打破
2024年11月(16日〜30日までの15日間)の気温は平年より1.3℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
15日×1.3℃×2時間=39時間…③
2024年12月の気温は平年より0.2℃低くなりました。これによる休眠打破の進みは、
31日×0.2℃×2時間=12.4時間…④
2025年1月の気温は平年並予報。このため、休眠打破の進みも遅れも無い。
31日×0.0℃×2時間=0時間…⑤
2024年2月の気温(平年の休眠打破日の前日まで。1日まで)は平年並予報。このため、休眠打破の進みも遅れも無い。
1日×0.0℃×2時間=0時間…⑥
休眠打破は進み(12月の12.4時間)より遅れ(11月の39時間)の時間が多い。休眠打破の遅れ(③ー④+⑤+⑥)は、
39時間ー12.4時間+0時間+0時間=26.6時間…⑦
休眠打破が遅くなる日数は(⑦÷②)、
26.6時間÷18時間=1.5日(約2日)
2025年の休眠打破は平年より2日遅い、2月4日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
▮ 2月の積算温度
2月(4日〜28日)の気温は平年並(7.2℃)の見込み。2月の日数は25日(4日〜28日)。2月の積算温度は、
5.7℃×25日=142.5℃…⑧
▮ 3月に必要な積算温度
開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑧)の積算温度を引いたもの。
360℃ー142.5℃=217.5℃…⑨
▮ 3月の開花に必要な日数
必要な積算温度(⑨)を、3月の予想気温10.5℃(平年より2℃高い気温)で割ったもの。
217.5℃÷10.5℃=20.7(約21日)
計算上の名古屋の桜開花日は平年より3日早い、3月21日。
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